豆柴とは? 成犬時の大きさ、血統書、選び方など

極小豆柴の子犬
豆柴とは、小型の柴犬です。近代になって、誰かが作りだしたと言うものではありません。豆柴の先祖を辿ってみれば分かることですが、どこか特定の犬舎だけにたどり着くことはありません。

柴犬は縄文時代の昔から山岳地帯における狸や狐などの狩猟犬として活躍し、人間と共に生活してきました。こうした柴犬の中に大昔からいた小型の柴犬を、現代の住宅事情や室内犬としての需要に応じて、改良・繁殖したものが豆柴です。

昭和11年(1936年)12月、国の天然記念物に指定された小型犬種で、その人気は、日本のみにとどまらず、遠く海外にまで及び、飼育頭得数も、日本犬6犬種の中最も多く、全体の約8割を占めるほどです。

もともとは、鳥や小さな動物を捕えるための狩猟犬として飼育されていました。独特の総合的な判断能力と軽快な動作は、たまらない魅力といえます。一連の行動のなかで、自分の体力の限界を自覚しているのではないかと思えるほど理知的な面と、人間に対する細やかな気働きを見せ、飼い主の気持ちを読みとる知能を持ち、家族にもやさしい犬種です。

豆柴の概要

柴犬は縄文時代から狩猟犬として人間と生活をともにしてきたと言われています。その中には体高1尺(30.3cm)以下の小さい犬もいて、それが現在の豆柴のルーツと考えられます。豆柴は、公益社団法人日本犬保存会が定めた柴犬の標準に照らして体高の小さい柴犬であり、あくまでも小型の柴犬ですから、柴犬としての優れた風貌や性質を備えています。豆柴の体高は下記のとおりです。標準(±1.5cm)です。

原産地 日本
起源 縄文時代
犬種分類 日本犬小型・柴犬
毛色 赤・黒・白・赤胡麻・黒胡麻
大きさ(体高) 雄♂:34cm
雌♀:32cm

柴犬は国の天然記念物に指定された7つの日本犬種の1つであり、小型の柴犬である豆柴もまた国の天然記念物です。

豆柴成犬の大きさ

豆柴の大きな特徴はその小柄な身体にあります。公益社団法人日本犬保存会が昭和9年(1934年)9月に制定した柴犬の標準体高である、雄♂39.5cm、雌♀36.5cm(雄雌ともに±1.5cmを許容しています)に比べて小さいのが豆柴です。当舎では、豆柴、極小豆柴、小豆柴を、それぞれの大きさに応じて以下のような基準(標準体高・±1.5cm)で呼び分けています。

豆柴の体高
雄♂ 雌♀
柴犬 39.5cm 36.5cm
豆柴 33cm 31cm
極小豆柴 30cm 28cm
小豆柴 27cm 25cm

体高の測り方
※体高を測る時は、毛を押さえ直立させて測りましょう

体高とは、犬が自然に四足で立った状態で、き甲部(肩の上端部)から地面までの垂直の距離を言います。

豆柴の体高の標準は、雄♂33cm(±1.5cm)、雌♀31cm(±1.5cm)が当舎の標準です。さらに小さい極小豆柴は雄♂30cm(±1.5cm)、雌♀28cm(±1.5cm)であり、最も小さな小豆柴は雄♂27cm(±1.5cm)、雌♀25cm(±1.5cm)です。これらはいずれも血統登録のうえでは柴犬であり、あくまで標準体高より小さい柴犬が豆柴(または極小豆柴、小豆柴)であるということになります。

豆柴成犬の体重

豆柴の体重は、普通の肉付きで申しますと、豆柴は5Kg~6Kgくらいまで、極小豆柴は3.5kg位~4Kg台、小豆柴は3kgまでです。愛犬の理想的な健康体重を知っておいて、太り過ぎない、痩せすぎない体重管理をすることが大切です。但し、体重は普通の肉付きといっても、各人主観の違いがあり、あくまで参考値と考えていただき、大きさの規準にはなりません。

理想的な太り具合で4㎏の犬でも、太りすぎ状態にまでになると、6㎏以上にもなりますす。

豆柴成犬の画像

下の画像はどれも柴犬は一頭だけで、豆柴はすべて成犬です。親子ではありません。画像はクリックで拡大しますので、一枚ずつご確認ください。一見すると親子のように見えますが、正真正銘いずれも成犬です。画像を見れば、普通柴と豆柴との大きさの違いは歴然としております。これが本物の豆柴の成犬です。

柴犬と豆柴の成犬

向かって左普通柴の成犬、右は豆柴の成犬

豆柴の走る様子

豆柴は、小さくても同じくらいのスピードで走ります

豆柴の成犬

当舎の豆柴は、小さくても 全て柴犬の特徴を備えています

黒豆柴成犬と柴成犬の体格差

手前の黒豆柴成犬と柴成犬 との体高差は10cmもあります

豆柴成犬と普通柴成犬

まるで親子ほどの違いの豆柴成犬と普通柴成犬

豆柴の成犬

この赤豆柴も黒豆柴もきれいな巻尾です。

豆柴の成犬

こんな小さな黒豆柴でも負けてはいません

豆柴と極小豆柴の成犬

手前の右は極小豆柴の成犬です

豆柴の性格

豆柴といっても後述するように小柄な柴犬ですから、その性格は柴犬に準じます。柴犬は縄文時代から狩猟として人間と生活をともにしてきましたし、番犬として飼われてきた期間も長いため、およそ次のような性格を特色としています。

  • 独立心が強く勇敢。
  • 飼い主に対しては従順で忠実。
  • 外部の人に対しては警戒心が強く攻撃的。
  • 賢く清潔好き。
  • 快活で愛嬌がある。

上記は普通の柴の特色ですが、新富士野荘の豆柴においてはこれに加えて、家族の一員として室内で飼われることが多い事実をふまえ、無駄吠えせず穏やかで明るい性格であることも重視しています。性格は遺伝的な面が大きく、子犬のとき身体のいろんなところを触って嫌がるか嫌がらないかをみれば、その犬の性格がおおよそ判断できます。

自分の犬なのに、尻尾を触ったり、寝ているとき体を触ったりすると唸る、咬むなど、餌を食べているときは手をだせない、という声をよく耳にします。しかし、そうなると、それはもう犬ではなく、野獣を飼っているようなものです。よく尻尾を振る、呼べばすぐ来てペロペロ人の手や顔を舐めるような愛嬌のある性格が望ましいでしょう。

豆柴寿命には関係ないの毛色

豆柴の毛色は赤、黒、白、胡麻、胡麻には赤胡麻と黒胡麻とがあります。中でも黒胡麻は最も数が少なく、その渋味のある色合いは、根強い人気があるものの中々産まれてきません。それだけに手に入れるのはより難しいのが現実です。

勿論、毛色の違いは健康、寿命には関係ありません。

豆柴犬の赤

豆柴犬の黒

豆柴犬の胡麻色

胡麻

豆柴犬の白色

豆柴寿命

公式の統計はありませんが、豆柴の寿命は普通の柴犬の寿命と同じく12年から14、5歳、長いのは17、8歳ほどです。ただしこれは食事や運動など飼育環境や個体差が大きく影響するため、あくまで参考値です。また、豆柴として売られている個体の中には健康上の問題を抱えたものもいるため、愛犬に長く健康でいてほしいと願うのであれば、購入の際に注意が必要です。
寿命に影響するのは、持って生まれた体質ばかりではありません。飼い方で大きく変わります。同じ豆柴犬をAさんが飼ったら15歳まで生きた、Bさんが飼ったら10歳で亡くなったというような大きな違いが出てきます。

寿命を延ばしたいなら、正しい飼い方が大事です。例えば、甘やかしてばかりいて、いつも自分の傍に居させて、運動もろくにさせず、欲しがるままに、自分の食べ物を分け与え、ドッグフードは見向きもしなくなったという飼い方ではいけません。栄養のバランスが崩れます。また、それは真の愛情ではなく、自己満足に過ぎません。

豆柴の健康と病気

豆柴といえども柴犬であり、先祖代々日本の気候風土に馴染んできたこともあってたいへん丈夫で、粗食にも耐える飼いやすい犬種です。ただし、運動不足にならないよう心がけ、普段の運動を怠らないことように注意してください。元来、柴犬は野山を駆け回る狩猟犬として活躍していたことを思い起していただいて、朝晩20〜30分は運動に連れ出してあげてください。健康、寿命さえも支配すると言っても過言ではありません。

豆柴は健康面で劣化した柴犬と言う人がいます。まともなブリーダーは豆柴を繁殖させないとか、バランスのとれた豆柴は見たことがないなどという人もおります。実際、数あるブリーダーの中には、そういった柴犬を豆柴として販売しているところがあるようでよく問題になってもいます。

しかし本物の豆柴はそのようなものではありません。「何十年も柴犬を飼いドックショーを楽しんできたけれど、もう歳をとって普通の柴は飼うことできないので今後は小さい豆柴を飼いたい」と言ってこられたお客さまが、富士野荘の豆柴をご覧になって「体高さえあれば、日本犬保存会の本部展に出陳しても、堂々と闘えるほど優秀ですね」と仰っておられました。

豆柴・小豆柴飼いやすい

小豆柴・豆柴の人気がある理由は、頭が良く、躾や訓練が簡単、帰巣本能に優れ、迷い犬にならない、飼い主に忠実、グルーミングやトリミングが不要で手入れが楽、病気に強く、小さいので女性や子供、高齢者にも扱いやすい等などの利点があるからです。

豆柴・小豆柴の多頭飼い

新富士野荘の豆・小豆柴は普通の柴犬よりも穏やかです。仲間遊びもとても好きです。したがって、多頭飼いには適しています。実際に多頭飼いのかたも増えています。

多頭飼い・お客様の声

豆柴・小豆柴の特徴と人気の理由⇒詳しくはこちら。

豆柴の犬種分類と血統書

豆柴は日本古来の小型の日本犬・柴犬の中に存在する小さめの柴犬です。「豆柴という犬種は存在しません」と言う人がいますが、正しくはありません。豆柴は現実に存在するからです。一方で、権威のある公認犬種登録団体の犬種分類においては、豆柴を独立した犬種として分類登録していません。全て柴犬としての登録になります。

犬種分類

独立した犬種として登録されていない現在、血統登録上は、豆柴の犬種分類における扱いは『標準より小さい柴犬』というものです。より正確に言えば、日本犬保存会において独立した犬種として分類していないため、小型日本犬・柴犬の標準体高を満たしていない、小さな柴犬が豆柴です。各登録団体ごとの状況は次の通りです。ただし、天然記念物柴犬保存会にあっては小柴部を設けて『小柴』として扱っています。

公益社団法人日本犬保存会
日本犬の血統登録団体で公益社団法人を認可されている唯一の団体であり、最も権威ある登録団体です。豆柴としての登録はなく、柴犬としての登録となります。
一般社団法人ジャパンケンネルクラブ
国際畜犬連盟に加盟しており、全犬種の登録を扱う日本最大の登録団体です。豆柴としての登録はなく、柴犬としての登録となります。
天然記念物柴犬保存会
小柴部を設け『小柴』として固定化に努めています

これらの権威ある登録団体において、豆柴を独立した犬種としての登録は、現在はありません。したがって、柴犬の血統書を持つ柴犬の中に豆柴が存在するというのが現状です。

これを大きな柴犬にあてはめても同様のことが言えます。紀州犬や四国犬などの中型日本犬の大きさに近い、オーバーサイズの柴犬もそれなりにいますが、それも柴犬には違いないということです。これを仮に『大柴』と呼んだとしても、同会では独立した犬種と認めることはありません。

豆柴の権威ある血統登録団体における登録状況

公益社団法人日本犬保存会および一般社団法人ジャパンケンネルクラブでは「豆柴」としての登録がないことから、以下のような質問を受けることがあります。

「公益社団法人日本犬保存会およびジャパンケンネルクラブでは豆柴の作出を会員に禁じているため、この両団体には豆柴犬はいない、と聞いたことがありますが、本当ですか」

結論から言って、これは大変な誤りです。何故ならば、『豆柴』としての犬種分類がないだけであって、『柴犬』として登録されている中に『豆柴』もいる、というのが正しい答えだからです。繰り返しになりますが『豆柴』というのは現在公認の血統登録団体では分類はありませんが、固定化された『豆柴』が厳然として存在するのですから、『非公認犬種』ということになります。

また、両団体が「豆柴の大きさの、小型柴犬は繁殖してはならないと禁じている」という事実もありません。

私共では、小さい柴犬というだけでは、豆柴とは言いません。たまたまその固体が小さいということだけではなく、何十代にもわたって豆柴としての大きさが続いてきたことが前提になります。

なお、新富士野荘にてお譲りする豆柴は、すべて公益社団法人日本犬保存会に血統登録されており、同会の血統書が付きます。また、ご希望があれば有料でJKC(ジャパンケンネルクラブ)の血統書を付けることも可能です。もちろん柴犬としての血統書です。

血統書と発行団体の信用性

『公益社団法人日本犬保存会』等、公認された血統登録団体では、豆柴として分類した血統登録は行っていませんが、その一方で公認でない私的な血統書も出回っているようです。

血統書はその犬のルーツを知ることのできる唯一の証明手段です。特に豆柴にはポメラニアンの血が入っているのではなどと言う人もいるようで、そこに、日本犬の血統登録で権威ある血統書発行団体発行の血統書でなければならない必然性があるのです。

ではどうやってそれを知ることができるのでしょうか。血統書の信用性を確認する手段がひとつあります。公認されている権威のある団体である公益社団法人日本犬保存会(日保)に、その血統書のある犬の登録、または予備登録が出来るか否かを確認することです。それが可能な団体ならば、信用するに値すると考えていいでしょう。

公益社団法人日本犬保存会において、血統登録団体相互間の血統登録ができるのは、公益社団法人、秋田犬保存会、旧)社団法人秋田犬協会、一般社団法人天然記念物北海道犬保存会、旧)社団法人 天然記念物紀州犬保存会だけです。

予備登録ができるのは、柴犬ではジャパンケンネルクラブ、柴犬保存会のみですが、その他の団体で発行している『豆柴』の血統書は登録を受け付けていません。つまり『豆柴』を登録したその血統書はすべて、その血統書を発行した団体内でだけ通用する私的なものであり、業界一般には通用しない血統書ということになります。
したがって『豆柴』としての血統書の客観的な評価や信用度はその範囲内にとどまる、と言わざるを得ないでしょう。豆柴を選ぶ上で、血統書発行団体がどこなのかが、重要なポイントのひとつとなります。

ミニチュア純粋犬の分類と固定化

科学技術では世界の先端を走っている日本ですが、純粋犬に関しては後進国であるといえます。たとえば、フランスにおけるプードルは、スタンダードもいれば、ミニチュア、トイに至るまで分類されています。こういった種は他にもダックスフンド、シュナウザー等がいます。

何代にもわたって繁殖を重ね今日の体格を維持している豆柴であれば、分類の厳格さは要求されるとしても、柴犬保存会が小柴を分類しているように、豆柴として独立させてもおかしくはありません。

新富士野荘の豆柴は長年にわたって、何十代も小さい個体同士の繁殖を重ねてきたのもので、たまたま小さく産まれた小さい柴犬や発育不良の柴犬ではありません。その意味では独立した犬種といっても差し支えないのですが、日本犬においては世界最高権威の日本犬登録団体『公益社団法人日本犬保存会』ではそれを認めていないため、体高不足の柴犬ということになってしまいます。

豆柴のチャンピオン犬

公益社団法人日本犬保存会や、国際畜犬連盟に加入している全犬種の一般社団法人ジャパンケンネルクラブでも犬種分類上は、小豆柴も豆柴も『柴犬』です。従って、展覧会に出展はできますが、どんなに素晴らしい体型・性格を兼ね備えた小豆柴や豆柴であっても、体高不足で失格とされてしまいます。

したがって、公益社団法人日本犬保存会等へ移籍、血統登録できない団体にならともかく、権威ある公認団体である公益社団法人日本犬保存会やジャパンケンネルクラブ(JKC)には小豆柴や豆柴のチャンピオン犬は一頭も存在しません。

豆柴の起源と歴史

巷では、豆柴はポメラニアンと柴犬との交雑によって作られたとか、近親繁殖によってつくられたものなどとと言われています。しかし、実際は縄文時代、既に、小獣猟犬として活躍していたのであって、近年になって作出されたものではありません。

昭和9年日本犬保存会が日本犬の標準を制定した折にも、実際にはそのとき制定された現在の基準からしますと、オーバーサイズの柴犬も、体高不足の柴犬もおり、その中の1尺(30.3㎝)以下の小さい柴犬は小獣狩猟犬として、活躍していたのです。天然記念物柴犬保存会の中城瀧雄氏は「柴犬研究60年」の中で次のように述べています。

大昔、 1尺(30.3㎝)以下の小さい犬もおり、柴保の純化作出の結果、普通の柴犬の矮化の結果ではなく、元々いたものが分離してできたもの、という考えによって、今まで小さく生まれてきた子犬を、普通の大きさにしようという努力をやめ、小柴として取り扱うことにしたわけです。

また同氏は次のようにも記述しています。

  • 「小さいながら顔貌・体型・被毛・性質などに、縄文犬風の特徴を持っている」
  • 「縄文人と、小さな1尺前後の犬がいて、穴猟や鳥や小さい獣たちの猟で働いていただろう、ということは想像できます」
  • 「審査時に1尺以下の犬たちを、小柴として取り扱い、個々の犬のでき如何によって、金章犬と準金章犬に評価しました」

豆柴は食糧難を乗り切り生き残って復活

戦時中における食料難の犠牲になったのは、何も人ばかりではありませんでした。特に多くの餌を必要とする大型種である秋田犬の受難は最たるものがありました。その点、柴犬の方が比較的恵まれていたと言えます。1尺(30.3cm)以下の小さい柴犬、今で言う豆柴の生き残れた所以でもあります。

新富士野荘の原点は1954年、1尺(30.3cm)以下の小柴を探し求めて全国を行脚する中で小さな柴犬と出会ったことにあります。そのとき全国から集めた小さな柴犬をもとに、更なる改良・繁殖を積み重ね、現代に豆柴を復活させ、今では日本一の子犬誕生頭数を誇る豆柴専門ブリーダーとなったのです。

豆柴は時代背景の変化に順応

日本の住宅事情、高齢化人口の増加に加え、日本人の日本犬に対する憧憬、それに「犬は外で飼うもの」から「家族の一員なのだから室内で一緒に暮らすのが当然」という認識へと、時代背景は大きく変化しました。その結果、必然的に豆柴の人気と需要は今後一層増大するものと考えられます。

かつては犬を室内で飼うなどとても考えられなかったのが、今では当たり前になるほど時代は変遷しました。一例をあげますと、一昔前までは犬を飼わない条件つきでないとマンシションの貸し手がなかったのが、今はどうでしょう。犬を飼っても良いという物件が多くある時代に入ったのです。でないと、満室にするのに骨が折れるからです。

そうなると豆柴は向かうところ敵なしの条件を備え持っています。「無駄吠えしない」「小さくて賢い」「排便の躾けが楽」「帰巣本能が優れていて迷子にならない」などなど家族の一員としてのふさわしい価値があるからです。したがって、飼育頭数はやがて、普通柴を凌駕する日がくることでしょう。

こうした時代背景の変化を加味すれば、日本犬保存会、JKC(ジャパンケンネルクラブ)においても、豆柴犬の実績・評価、小型柴犬の研究の進捗、考古学などの裏づけ等によっては、公認の日がくると思います。

豆柴の作出と繁殖

繁殖業者によっては、豆柴の作出にあたり、他の小型犬との交配をしたり、過剰な近親交配を繰り返す、などの問題のある繁殖を行っているところもあり、これが深刻なトラブルを招くこともあるようです。

確かに、偽物の豆柴が出まわっているのも事実です。本物の小豆柴や豆柴には、永い改良作出の歴史がありますので、判断を誤らないことが重要です。

豆柴の作出方法

豆柴犬は、「小型の柴犬」です。体が小さければそれだけで良いと言う事にはなりません。小さいことは当然のこととして、柴犬と言うからには、性能、体型共に柴犬の特徴全て備えていなければなりません。以下に、これまで見聞きした豆柴の作出方法と、新富士野荘における繁殖をまとめます。

柴犬にポメラニアン等、小型の洋犬を交配して作出
これについては定かなことは分かりませんが、たしかに柴犬とは似ても似つかない小さな犬を見かけます。毛質の点においても明らかに柴犬のそれとは異なっており、これを選ぶのであればそもそも豆柴ではなく、むしろポメラニアンなどの洋犬を飼うべきでしょう。また、このタイプの犬には当然、前記の権威ある団体の血統書はありません。仮に血統書があっても、その発行団体が独自で発行する血統書ということになります。
柴犬を基に近親交配による繁殖
繁殖手法はどうであれ、柴犬だけを土台にして繁殖されたものと考えられます。しかし前記の権威ある団体の血統書がついていない場合は、血統書のある犬が繁殖に使われたかどうか、つまり純粋の柴犬であったか否かの疑いが残ります。権威ある公認団体に登録されている犬を、わざわざ一般には通用しないような他団体へ登録替えをする説明がつかないからです。
もともと昔から存在した小型の柴犬による繁殖
最も安心できて、かつ、確実性のある繁殖方法です。豆柴といえども柴犬ですから、性質や体型などに柴犬の特徴すべて備えていなければなりません。新富士野荘の豆柴はすべてこの方法で繁殖したものであり、私的発行の血統書付き豆柴犬は一切繁殖していません。

豆柴をこれらのタイプに分類した場合、どれを選ぶべきか。飼う人の好みの違いはあるにせよ、豆柴はあくまで柴犬なのですから、柴犬の特徴をきちんと備えていなければなりません。

近親交配について

近親交配というのは、素人がみだりに行う性質のものではありません。しかし、育種上不可欠な繁殖手段であることには変わりなく、改良の過程で行われていたとしても当然のことと言えます。また、系統繁殖も近親交配を行わずには成り立ち得ません。近親交配そのものが悪いと言うのは、素人的先入観による論法です。

近親交配の身近な例は、競争馬・サラブレッドでしょう。それなくして今日にみる、あの素晴らしい速力を持つ馬の誕生はなかったのです。

とはいえ、たしかに、ブリーダーの産生する子犬には、近親交配による弊害が散見されるのも事実です。それは絶対に繁殖に使ってはならない、誤った近親繁殖による結果で、劣悪、または畸形的な遺伝子を持つ犬を近親繁殖に用いたからなのです。近親繁殖の結果、遺伝的に優劣何れも、そのホモ固体が得られるのですから種雄、台雌ともに専門的知識にもとづく厳重な選抜が要求されます。

結論として近親繁殖は、専門家が育種上の目的と綿密な計画の基にのみ行われるべきであって、一般のブリーダーが安易に行い得る性質のものではありません。

尚、日本犬保存会においては近親繁殖によって生まれた子犬の血統登録になんら規制はありません。それは、改良上の必要性から当然のことかと思います。しかし、JKCにおきましては、最近から、親兄弟間の繁殖の場合、事前承認制を取っています。

豆柴の大きさで生まれた柴犬との違い

豆柴は両親が豆柴であることが必須条件です。一方、両親は豆柴ではないのに、たまたま豆柴の大きさしかない小型の柴犬も存在し、これを私どもでは豆柴の大きさで産まれてきた犬を「豆柴サイズ犬」と定義しています。豆柴サイズ犬は、豆柴としての繁殖には使えません。次に産まれてくる子犬が親同様小さいという保証がないからです。

それよりもっと注意しなければならないのは、病気等の原因で発育不良となって小さい、どうしても成長しきれなかった犬です。

豆柴サイズ犬は多くの場合、豆柴犬よりも安く買えます。したがって一般家庭においてペットとして飼うぶんには豆柴サイズ犬でもいいでしょう。しかし注意しなければならないことは、最終発育が豆柴サイズであるかどうか、ということです。子犬のうちは小さくても、成犬になったときには普通の柴犬の大きさになっていた、という例は沢山あります。途中で健康回復して成長が普通にもどって柴犬の大きさになったというのがその典型でしょう。

豆柴サイズ犬は最終発育時の大きさが約束されておらず、標準的な柴犬ほどまで大きくなる可能性がありますから、幼い子犬を買うのはそれなりのリスクがあります。3ヶ月前後までは小さいのに、5ヶ月、6ヶ月になり急に大きくなる例は珍しくないからです。成犬になっても小さいサイズの豆柴サイズ犬を選ぶ方法には次の2つがあります。

しかし、固定化されたといっても、子犬が親犬と同じ大きさになるという保証はありません。それは全ての犬種に共通して云えることです。オオバ―サイズの犬は少なからずいるものです。

  • 一番安全な方法は、成犬になった犬か、成犬に近い犬を買うこと。
  • 豆柴サイズの遺伝因子を持っている母犬から産まれた子犬で、現在、豆柴サイズの水準にある子犬を買うことも次善の策かと思いますが、成長しきった成犬と同じではありません。

豆柴サイズの遺伝因子を持っているかどうかは、外見では分かりません。 これを確かめる良い方法は、その母犬か、血の近い犬の過去における実績をみることです。それらの犬に、最終発育が豆柴サイズのものがいれば、豆柴サイズの遺伝因子を持っていると見做していいかと思います。さもなければ、片親が豆柴、もう一方の片親は豆柴サイズというのを選ぶといいでしょう。その子犬ならば、大きくなるリスクも軽減されるはずです。

豆柴の選び方

豆柴犬 の子犬

一旦飼えば一生のお付き合いです。失敗したからと言って家電製品等のように買い替えはできません。犬の飼育目的も時代と共に変わってきました。柴犬はその昔、狩猟を主目的として飼われており、それが、戦後は番犬として飼う人が増え今では家族の一員との考え方が主流となっています。家族の一員ともなれば、そう安易に決めて良いものではありません。

両親犬を確認する

子犬を買うのに、親犬を見ないまま、というのはあまりにも乱暴過ぎます。少なくとも両親犬を見た上で選ぶことを怠ってはなりません。両親犬をみて、その大きさ、体型、健康状態、性格をしっかり確認する必要があります。とりわけ性格を確認するにあたり両親犬を見ることは重要です。しかし、当然のことながら、生きものですから、親より大きくなるのも、小さくなるのもいます。

平成26年6月施行の改正動物愛護法では対面販売を義務づけていますが、両親犬を見ることまでは要件とはしていません。しかし性格は遺伝しやすいため、母犬はもとより父犬も見て判断すべきです。子犬を見ただけでは、どんなベテランであっても、将来どんな犬になるかを的確に見通せるものではありません。

豆柴を選ぶとき、外見だけで判断するのは無謀すぎる

外見は同じに見える豆柴でも、実質価値は雲泥の差がある場合もあります。見た目だけで判断するのは危険です。前述のとおり、生き物ですから、性格、体質、知能等を見極めることを忘れてはなりません。

この子犬は健康です、と言う一方、生命保証は2週間しかない、長期保証はしているが、「補償料」をとっているのでは、当てになりません。寿命にさえも影響する子犬選びです。慎重になさってください。

新富士野荘の販売犬には、3歳までの生命保証を、しかも補償料なしで、付けています。言うだけではなく、裏付けて、実行しているのです。

値段で決めるが最も危険

金額が安いから、高いからと値段を選ぶ基準とするのは、大変安物買いの銭失いにならない意識が求められます。な詳細については、豆柴の適正な価格は を参考になさってください。

正しい飼い方で育った子犬であること

しつけも、運動も、また餌も、的確な管理によって、育った子犬あることも重要です。
その後もそれが基礎となるからです。

豆柴の飼い方、しつけ、運動、食餌などについてをご覧ください。

血統書の発行団体を確認する

犬業界において公認されていない団体の中には『豆柴』としての登録を行っているところもあるようですが、日本犬で最も権威のある公認団体である公益社団法人日本犬保存会において豆柴は、独立した犬種としての分類・登録はなく『柴犬』として登録されております。また、全犬種登録団体の社団法人ジャパン・ケンネルクラブも同様です。

したがって『豆柴』を血統書で判断する際は、公益社団法人日本犬保存会、または社団法人ジャパン・ケンネルクラブ発行の『柴犬』となっていれば信頼出来ることになります。なお、新富士野荘にてお譲りする豆柴は、すべて公益社団法人日本犬保存会に血統登録されており、同会の血統書が付きます。

豆柴子犬の引き渡し日齢を確認する

動物愛護管理法が改訂・施行された平成25年9月1日の前までは、生後30日台から45日くらいで売り渡すのが当然のことのように行われていました。それが同法の施行によって生後56日以下での引渡しはできなくなりました。ただし経過措置として3年間は生後最初45日以下、次いで49日以下を引渡し禁止日齢と定めていますが、既にその時期は過ぎ、現在は生後56日以下の引き渡しは出来ません。

しかし、それでも早すぎるのです。新富士野荘においては60日までは母犬と一緒です。その後、生後90日までの1か月間、何十頭もの仲間と共に社会性基礎訓育、並びに初歩訓練を受け、最後のワクチン接種を終えてから、お引渡しすることを推奨・実施し、大変ご好評をいただいております。ここでご注目いただきたいことは、ただ単に生後90日まで飼っておくのではなく、専門のトレーナーが専従しての社会性基本訓育と初歩訓練を行い、その後、更に10日社会性訓育を続け、実際の引き渡しの目途は100日になります

豆柴子犬選び、確認事項

実際の子犬を見るときには、次のようなことを確認するようにしましょう。

  • 元気の良い子犬を選ぶ。歩き方も、走るときも日齢相応に活発な動きのある子犬であることが健康の証しです。不健康な子犬はノロノロとした動きしか出来ません。
  • 性格の明るい子犬を選ぶ。家族の一員としてお飼いになるのですから、明るい性格の子犬を選びましょう。よく尻尾を振る、呼べばすぐ来てペロペロ人の手や顔を舐めようとする等で判断します。
  • 被毛、皮膚にも注意する。皮膚に異常のないこと、被毛は適度に密生していて綺麗なことも確認しておきましょう。
  • 眼が活き活きとして適度に潤っていること。健康な子犬の眼は活き活きとしていて、適度に潤っています。一方不健康な子犬の眼は活気が感じられず、輝きがありません。

    豆柴子犬引取り適期

    子犬を購入する際、選択の前提条件は社会性訓受けているいること、7種以上混合ワクチン済みの子犬であること、性格がいいこと、訓練性能のあること、健康な子犬であること、これらの条件が揃っている子犬を選んでください。そのような子犬であれば、早速道路に出して、外での躾・訓練を始めることができます。

    豆柴ブリーダーの選び方

    豆柴繁殖、良好な衛生状態の犬舎で理想的な飼育管理が必須条件

    繁殖には衛生状態の良い犬舎で衛生的に飼育管理されていることが必要です。不衛生の場所で育った子犬は、後で何かと問題が生じてくるものです。病弱だったりしますと、お金がかかるだけではなく、そのために使う神経は過大な負担となるものです。

    新富士野荘の飼育管理は所割監督官庁である保健所からいつもお褒めの言葉をいただいております。犬舎の増改築・設備の変更の際、担当官が検査にお出でになりますが、その際何度も「犬舎に入っても、全く臭いひとつしませんがどうやって管理しているのですか」とご質問いただいたのは、お一人ではありません。その秘密は次の通りです。

    • 犬舎内で排泄をしていない、させない
    • 排泄は外にある所定のトイレに行く
    • 敷物は、全て白のバスタオルを使用しており、毎日取り換える
    • 夜間運動と排泄をさせている
    • 24時間監視カメラで監視しており、異変に対応している

    しかし、如何に健康に育てられた子犬でも生き物です。迎え入れてからの健康は飼い方で変わります。そのためには、あらかじめ正しい飼い方を身につけておき、実行することを怠ってはなりません。

    豆柴ブリーダーが近くにあるから

    豆柴ブリーダーが近くにあるから、そこから買おうといのは危険です。距離だけを考えていると大事なことを見落としがちです。生涯一緒に暮らす家族の一員なのですから、遠い、近いは考えず結果的に、満足できる豆柴を迎えるようにするようににしましょう。

    真のお客様の声こそ貴重な判断材料

    買う前に、実際にお飼いになっているお客様の声を聞くことは、子犬迎え入れを決定する前の重要なステップです。それも『どの段階でのお客様の声か』が、重要です。お客様の声にを載せているサイトの多くは、引き渡しを受けたときの記念写真、迎え入れたのきの記念写真です。

    しかし、それでは何の意味もありません。《何年か経てってからの生活の様子》でなければ、その犬の大きさ、健康、性格など重要なことが、掴めません。そのポイントを踏まえて、お客様の声にをご覧になり、ご判断下さい。お客様の声はこちら

豆柴より小さい極小豆柴とは

新富士野荘では、豆柴より小さく小豆柴より大きい柴犬を極小豆柴と規定しています。大きさ以外の特徴はすべて普通柴や豆柴と同様です。標準は下記のとおりです。

「極小豆柴いろいろ」はこちらのページで見ることができます。

原産地 日本
起源 縄文時代
犬種分類 日本犬小型・柴犬
毛色 赤・黒・白・赤胡麻・黒胡麻
大きさ(体高) 雄♂:30cm
雌♀:28cm

極小豆柴の母犬・マーちゃん

極小豆柴の母犬
マーちゃん

極小豆柴の母犬 ワコちゃん

極小豆柴の母犬
ワコちゃん

極小豆柴の母犬・アズキちゃん

極小豆柴の母犬
アズキちゃん

小豆柴の母犬・ユノちゃん

小豆柴の母犬
ユノちゃん

豆柴の毛色

被毛
豆柴に限らず、柴犬はすべて外側は硬い毛質、その下に綿毛が密生しており、年2回換毛します。冬毛は綿毛の密度が高く、夏毛綿毛が抜けて風通しがよくなります。夏にも冬にも強く、日本の気候風土に適応しています。


柴は赤毛と呼ばれる茶色が最も多く、赤一枚の全身茶色と、裏白と呼ばれる顎の下から白い裏白があります。好みではありますが、裏白の方が多数を占めます。


黒色は、口周りからお腹にかけて白色が好まれます。柴犬の黒は、黒と言っても、漆黒ではにく、鉄さびいろが標準です。

胡麻
胡麻毛は、赤胡麻と黒胡麻があります。赤が強く、黒が強いのを黒胡麻とよびます。


柴にき白柴もいますが、スピッツのような純白ではなく、個体差はありますが、薄いクりリームがかかっています。それも一律ではありません。

極小豆柴も毛色は赤、黒、白、胡麻があります。

極小豆柴子犬/赤

極小豆柴子犬/赤。口の周りの黒は消えて白くなります

極小豆柴子犬/黒

極小豆柴子犬/黒。毛色のコントラストは成長とともにハッキリしてきます

極小豆柴子犬/白

極小豆柴子犬/白。成犬になっても、赤毛になるということはありません

極小豆柴より小さい小豆柴とは

新富士野荘では、数十代の永い年月をかけて、極小豆柴より小さい小豆柴の作出に、改良を重ねてきました。したがって、小豆柴は新富士野荘特有のものであり、他のどこにもいません。

豆柴、小豆柴の飼い方

豆柴も、小豆柴も飼い方は、何ら変わりはありません。
ただ、異なるのは、豆柴も個体の大きさで違ってくると同様、餌の量だけです。運動などは、豆柴と同じとお考え下さい。

飼い方の詳細は「豆柴の飼い方、しつけ、運動、食事などについて」をご覧ください

新富士野荘の豆柴について

豆柴犬は『小型の柴犬』です。体が小さければそれだけで良いと言う事にはなりません。小さいことは当然のこととして 、柴犬と言うからには、性能、体型ともに柴犬の特徴全て備えていなければなりません。

ご来舎くださったお客様に、豆柴、極小豆柴、小豆柴などいろいろとご覧に入れたところ「ここまで小さいとは想像していませんでした」というのが第一声でした。

それから「実は、ネットで盛んに宣伝しているところへ見て回ったのですが、そこの極小よりも、今見せていただいた新富士野荘さんの普通の豆柴の方が余程小さいですよ」これなら安心です、と仰られました。絶賛された言葉にはちょっとした驚きとともに、湧き出る誇りを感じました。

極小豆柴という呼称は各犬舎がそれぞれ独自の基準で呼び習わしているものです。したがってこのように、他犬舎では極小豆柴と呼んでいるものが、当犬舎の豆柴よりも大きいなどということが起こります。その後も、多くの方から同様のお言葉をいただき、その度に、より責任感を強くして、皆様のご期待に応えるため、日夜努力いたしております。

宣伝するだけなら簡単です。ネット販売は犬に限らず玉石混淆です。特に豆柴は、人気に乗じて豆柴の繁殖を始めた金儲け主義的な業者もあります。現実に多くの被害も出ています。豆柴を飼われる際は実際に自分の目で確かめられるよう、お勧めいたします。本当に家族の一員として迎えるのならば、近くだからとか、値段が安いからだとか、目先のことにとらわれないことが肝要です。

新富士野荘の豆柴の血統書

新富士野荘にてお譲りする豆柴は、すべて公益社団法人日本犬保存会に血統登録されており、同会の血統書が付きます。また、ご希望があれば有料でJKC(ジャパンケンネルクラブ)の血統書を付けることも可能です。もちろん血統書は柴犬です。

下掲の写真は、実際の日本犬保存会発行の血統書を撮ったものです。日保の血統書見本

したがって新富士野荘におきましては、ルーツの分からない単に小さいだけの犬とか、普通の柴犬から、たまたま小さく生まれた豆柴の大きさの「豆柴サイズ」の犬は豆柴犬としての繁殖には一切用いません。代々豆柴として繁殖してきた犬のみを繁殖に用いております。もちろん、私的発行の血統書付き豆柴犬も一切繁殖を行っておりません。

一般的な豆柴子犬引き渡し時期

一般では、60日迄の幼い日齢で販売しています。その場合、最後のワクチンが済むまで外に連れ出してはいけない、他の犬゜と接触させるは避けてくださいとアドバイスして、引き渡しています。

最後のワクチン接種は生後3か月です。人なら5歳児です。5歳までは保育園にも、幼稚園にも通わせてはならない、お友達をこさえてもならない、と言っているのとおなじです。犬もその間こそ、社会性の基礎くらい育んでおく適期なのです。
社会性訓育についての詳細については、ちらら

豆柴子犬の理想的な引き渡し時期

新富士野荘では、たっぶり2か月までは、母犬と緒です。それから1か月間は、大勢の友達犬との共同生活で基礎的社会性訓育、初歩訓練を受け、最後の7種、もしくは8種混合ワクチン接種済ませ、去勢・避妊手術まで行ってから100日渡しが理想です。

豆柴の餌はドッグフード

豆柴の餌はドッグフードのみを与えることをお勧めします。
ドッグフードの種類は何十もありますので、豆柴に適したものを選ぶことです。

豆柴の餌は十分な量を与えなければならない

豆柴や小豆柴は、餌をあまり与えず、発育を抑制した“可哀そうな犬”などとSNSに、何も知らずに、野次馬の尻に乗って、無責任な書き込みをしている人がいます。豆柴だけなら他所にもいますので、分かりませんが、小豆柴は他所にはいません。

しかし、餌は必要量を十分に、しっかり与えなければなりません。

豆柴の飼い方、しつけ、運動、食餌などについて、をご覧ください。

増えてきた多頭飼い

特に最近、多頭飼いの方が増加傾向にあります。その現実と、理由を確認してみます。

多頭飼いの実例

理由は1頭よりも、2頭、3頭がより楽しいからに違いありません。その実例を見てみましょう。

多頭飼いのメリット

何頭であっても、運動は一緒ですので、所要時間も同じなので複数だから時間が余分にかかることもなく、より楽しめます。また、不在時も犬同士で遊べる分、犬にとってもストレスになりません。

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