命ある豆柴の子犬をお求めいただくのですから、その犬についてはもとより、取引内容の点でも、十分内容を把握してからお願いします。そのためには、このホームページの内容をよくご覧いただき、なおかつご不明な点やご質問 などあればメールにてお答えしております。しかし皆様からよく受けるご質問についてはお問い合わせの手間を省くために、ここに収録いたしましたのでご覧になってください。
豆柴について
『「豆柴」という種類はいない』という人がいますが、本当ですか?
「豆柴」は、実際には厳然として、実在します。
たまたま小さく産まれた、小さい柴犬なのではなく、何十代にも亘って、なんら人工的手法を加えることなく、小さい遺伝子を持つ個体を引き継ぎ維持して来たのですから、『種』そのものです。
「豆柴」は、日本古来の小型日本犬・柴犬の中に存在する小さ目の柴犬です。ただ、今のところ独立した犬種としては分類されていません。言うならば、未公認犬種です。ただし天然祈念物柴犬保存会にあっては、小柴部を設け『小柴』として扱っています。
『「豆柴」という種は存在しない』という人は、現実を知らない人か、知っていても、自分の販売する種類の犬の販売上不利益な存在、眼の上の瘤と考えている人の弁としか考えられません。
豆柴の血統書について
ペット目的に飼う豆柴でも、血統書は必要ですか。
血統書がないと、その犬のルーツそのものが掴めません。ペット用であっても、どのように繁殖されてきたかを知るには、血統書は重要です。
血統書はどこで発行しているのでも同じですか。
結論から言って、それは全く違います。先ず、血統書は公認された団体のものでなくては客観的信用性がありません。つまり、血統書に書かれている内容に信用がおけるか、どうかの判断は、少なくとも一般的にはどこが発行した血統書か、に頼るしかありません。
公認されていない、私的発行の血統書は信用できないのですか。
信用する、しないは、各個人個人の主観です。ただどちらが多いか、それは言うまでもなく公認された登録団体、と答える人のほうが圧倒的に多いのではないでしょうか。そこはご自身でご判断ください。
客観的に、信用出来る団体かどうかを知る方法を教えて下さい。
その血統書が、権威ある、公認された血統登録団体に登録替えが可能かどうか、を確認することです。それが可能でしたら、その血統書を持つ犬は血統書の記載面では先ず心配ありません。
日本犬保存会の血統書を持つ豆柴はいないと言う人がいますが、本当ですか。
柴犬登録数最多の登録団体である公益社団法人日本犬保存会でも、全犬種最大の登録団体社団法人ジャパンケンネルクラブ(JKC)においても、豆柴を独立した犬種として登録していません。全て『柴犬』としての登録です。何れも柴犬の規格を満たさない、体高不足の柴犬ということです。
つまり、豆柴という登録はなく、全て柴犬の血統書を持つ柴犬の中に豆柴が混在するということです。
逆に、大きさから言いますと、紀州犬や四国犬等中型日本犬位の大きさに近い、オーバーサイズの柴犬もそれなりにいますが、それも柴犬には違いないということです。これを、仮に『大柴』として、独立した犬種として登録することはありません。
因みに、日本における犬種登録団体で公益社団法人格を有するのは、只一、公益社団法人日本犬保存会だけです。言うならば、登録団体中最も権威のある公認団体と言うことが出来ます。
豆柴の値段について
新富士野荘さんの豆柴の値段はどんな基準で決めているのですか。
私ども・新富士野荘の豆柴は体型、大きさなどによってランク付けしていますが、お客様のもとに家族の一員として送り出すまでの飼い方等に大きな違いがあります。
豆柴の場合、大きさだけを言う人がいますが、豆柴は柴犬の小型ですから、柴犬本来の体型はもちろんの事、性格もそうでなければなりません。
さらに見落としてはならないのは、訓練性能です。一般家庭で飼うのに高度な訓練はしないまでも、最低限必要なことを教えるとき性能が悪く、なかなか覚えてくれなかったり、家族の言動が理解できず、家庭の生活の輪に溶け込まなかったりでは困ります。
したがって、新富士野荘では大きさや体型ばかりでなく、性格と訓練性能を重視した系統繁殖をしております。
飼育は24時間体制で万全を期しております。つまり日中の給餌・運動ばかりではなく夜間の排泄・監視カメラによる動向観察によって、緊急時にも対応した飼い方です。
飼育面でのもう一つの大きな違いは、親兄弟から離していきなりお客様にお渡しすることはいたしておりません。離乳後は、何十頭もの仔犬たちとリーダー犬(成犬)と共に広い芝生の運動場での社会性訓育を、専従の担当者がつきっきりでこれにあたっております。
新富士野荘ではすべての繁殖犬は早めに里親に出すか、そうでないものは自然の寿命を全うするまで飼育しており、繁殖に使えるだけ使って殺処しているブリーダーや、動物愛護センター等とは違い、一頭たりとも殺処分はしておりません。
そればかりではなくアフターサービスも業界の前例を見ないものがあると自負いたしております。成犬になり、普通の柴犬の大きさになったという話をよく聞きますが、お求めになる立場からすれば、ご不安のことと思います。新富士野荘ではその場合は全額返金するサイズ保証制度が利用できること、お引き渡し後一か月間の診療費全額負担、一年間の生命保障制度を設けております。
更に、その犬生涯にわたって飼育指導をはじめさまざまなご相談に応じております。いうならば愛情とコストのかけ方が違います。したがってそれ相当の価格を頂戴いたしております。
生き物、しかも家族の一員となる犬ですから、「安かろう、悪かろう」といった飼い方は致しておりません。
サイズとランク付けの基準はどのようになっていますか。
公益社団法人日本犬保存会における普通の柴犬の大きさの基準は雄犬の標準体高は39.5cmで38cmから41cmの幅を認めています。雌犬は36.5cmで35cmから38cmの幅を認めています。体重は雄は9kgから11kg前後、雌は7kgから9kg前後です。
豆柴は雄犬でも35cm未満でなければなりません。体型はやはり同保存会の規定に基づくものですが、総合的な体型のほか各部位の標準が定められており、それが体高を除いて百点満点で審査の上、それに近いほど上位評価されます。
サイズ以外にも何か評価の基準になるものはありますか。
あります。それは性格です。わかりやすく説明するために一例をあげましょう。ある方から「すでに豆柴を飼っているがとても臆病で困っている。お宅の犬の性格はどうですか。性格のいい犬であれば、一緒に飼えば少しは感化されるかもしれないと思ってお問い合わせいたします」とのことで、お連れいただいて、当犬舎の犬と一緒に運動場に放してみた所、ほかの犬とは全く交わることができず、運動場の片隅でしっぽを巻いていました。そこで親犬はどうでしたかと訊ねてみたところ、意外にも「親犬は見せてもらえませんでした」との事でした。
子犬をお買いになる場合は必ず、両親を見て選ばなければならないことは原則です。なぜならば、言うまでもなく少なくとも母犬のほうは同じような性格の犬だったはずです。性格は体型に並ぶ重要な選択要素です。
雄と雌で値段の違いはありますか。
雌は、雄よりも値段が高くなります。理由はまず平均サイズが小さいこと、出生比率が雄のほうが多く雌は少ないうえに子犬を産ませたいという方の需要が加わるからです。
飼い方について
新富士野荘では餌は何を与えていますか。
ドッグフード、銘柄はロイヤルカナンです。お迎え時に1ヶ月分程、差し上げております。
ドッグフードのほかには何も与えなくていいのですか。
ドッグフード以外は与えなくて構いません。
運動はどのくらい必要ですか。
朝晩2回、1回2,30分は必要です。詳しくは運動のさせ方と重要性をご覧下さい。
お手入れはどのようにしたらいいですか。
手入れは獣毛のブラシでなさって下さい。詳しくは日常の手入れとはとても大切をご覧下さい。
富士野荘では、敷物は何を使っているのですか。
敷物は全てバスタオルです。ゲージの床が金網や、新聞紙では衛生上、健康の面でよくありません。敷物のバスタオルは毎日取り替えていますので、人のホテル並みに清潔です。そのため、数乾燥機は5台フル回転しています。
その他
あずけなくてはいけなくなった場合、ホテルとして使用できますか。
当犬舎から巣立った子に限り、宿泊もやっております。
豆柴の寿命はどのくらいですか。
公式の統計はありませんが豆柴の寿命は、普通の柴犬の寿命と同じく、12、3年から17、8年位です。
豆柴は健康面で劣化した柴犬と言う人がいますが、本当のところはどうなのでしょうか。
豆柴はまともなブリーダーは繁殖しないとか、健康面などが劣化した柴犬とか、バランスのとれた豆柴はみたことがないなどと悪口をいう人が、たしかにいますね。数いるブリーダーの中には、そういった柴犬を豆柴として販売しているところがあるかも知れません。しかし、そのようなブリーダーは普通柴のブリーダーにも、また、洋犬のブリーダーにもいます。
何れにしても、その方は本物の豆柴をご存じないのでしょうね。
若し健康面などが劣化した犬なら、満一歳までの、病気の限定がない生命保証をしていて、全く対象犬が出たことがないという金字塔を打ち立てることが出来るでしょうか。一般の病気限定の生命保証14日、15日、長くて1か月と比較した見れば、答えは自明の理ではないでしょうか。
また、何十年も柴犬を飼いドックショウを楽しんできたが、もう普通柴は年をとってできないので、今後は小さい豆柴を飼いたいと言ってこられた方が、富士野荘の豆柴をご覧になって、「体高さえあれば、日保本部展に出陳しても、堂々と闘えるほど優秀ですね」と仰っておられるほどです。