みかんを譲っていただいてから6年が経ちましたので近況報告メールを送ります。

みかんは、相変わらず元気です。

最近憶えたのは、「こっちに行くよ」という私のサインです。
私が行きたい方向を指差して「こっち」というと、行きたい時はすぐに歩き出し、嫌な時は立ったまましばらく私をじっと見ます。絶対行きたくない時は座ります。それでも同じサインと声かけを繰り返すと諦めてついてきてくれます。

このサインを憶える前は、私がそちらに行きたい、という意思を持っていることを理解しにくかったようなのですが、憶えてからは、このサインを出すと、まずは、そちらに向かってくれるようになりました。

また、気が進まない時はすぐに立ち止まるため、この頻度で、みかんがどれだけ行きたくないか、わかるようになりました。

このようなサインや行動を通じて、みかんと話し合いをすることが日常でも増えてきました。

巷の本を読むと、主人の指示に従わせた方が良いように書いてありますが、主従関係は比較的できているように思うので、このくらいの交渉はあっていいのかなと思って楽しんでいます。ベビーサインではないですが、犬と人間とは、ある程度サインを通じて話し合えるのだなぁと興味深く感じています。

 

【その後のお便り】

みかんが8歳の誕生日を迎えましたので、近況報告のメールを送ります。

みかんは相変わらず元気です。
ペットベッドを購入して与えたところ、今では１日のほとんどをベッドで過ごしています。ベッドの端の盛り上がりがちょうど枕に良いようで心地よいらしく、時にだらしないくらいにくつろいでいます(写真はお行儀の良いものを選びました）。

最近は、皆が就寝すると寂しくなるのか、家族の寝室にやってきて足元でしばらく過ごしてから自分の寝床に向かいます。日中は、ほぼ寝て過ごしています。お散歩の距離も短くなってきましたが、昔に比べると犬嫌いが治ったようで、近所の柴犬たちに好奇心を持って近づいていき、適度に交流しています。

総じて、穏やかでゆったりした日々を過ごしています。